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社長 児島惠美子のしゃっちょうは行く!

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2019.07.10 UP
vol.06

カンボジア

チュムリ・アップ・スォ!メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。

「チュムリ・アップ・スォ」はカンボジア語で「こんにちは」という意味です。1年間で唯一時間に余裕ができるゴールデンウィーク。この期間を利用して、私は2008年からカンボジア医療活動に参加しています。カンボジアはアンコールワット遺跡で有名な歴史ある国です。50年前に起こった内戦やポル・ポト政権による殺戮などにより大きな打撃を受けましたが、この10年でめざましい発展を遂げました。しかし、発展しているとはいえ、首都プノンペンから車で2時間ほど行くと医療機関のないコミューンがまだ存在します。カンボジア医療活動を主催する日本青年会議所医療部会の部会長を2010年に仰せつかり、薬剤師に与えられた使命を果たすべく医療チームを組織いたしました。薬剤師法第1条に「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする。」とあります。医薬品の供給も大きな使命ですが、「公衆衛生の向上及び増進に寄与」することも大切な使命です。これらを踏まえ、スタッフを衛生指導チーム、内科チーム、歯科チームに分け、検診や治療はもちろんのこと「教育」を重視した編制を創りました。この3つ全てのチームに配置したのが薬剤師です。衛生指導チームには、私を含む2名の薬剤師を配置して教育にあたりました。カンボジアでは小学校4年生で永久歯を失う子供や、様々な感染症・寄生虫症を多くみとめます。これらを発見し、治療することも大切ですが、最も重要なのは「予防」、衛生管理です。そこで、今年は初めての試みとして「母親学級」を開催しました。寝ながら甘い物を食べさせない、できる限り水は煮沸するなどして使用する、血液や体液に直接触れない、この様なことを母親が意識するだけで子供達の健康状態は大幅に向上するはずです。医療機関のないコミューンでは、私たちは大変歓迎されます。特に医師(カンボジア語でクルーペ)と日本から持参した医薬品は大人気なのですが、本来は「病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作る。病気を予防し、健康を維持する」事が大切です。予防の大切さが少しでも根付いてくれることを心から祈っています。では、チュムリアップ・リア(さようなら)。

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